制作メモ 2019.04.03 アートワンダーランド横浜

f:id:kudomoeko:20190403151449j:image

 

横浜そごうの展示が無事終わりました。
20代最後の展示にお越しくださいました皆様ありがとうございました。 

 

おかげさまで、一週間という短い会期でしたが、沢山の作品がお嫁に行くことになりました。嬉しい気持ちでいっぱいです。

20代最後の展示会。

初めての地元横浜での展示会。

そして、10年ほどこの顔を描き続けていることにもなります。

小さい頃からの夢なのか、もはやよく分からないレベルで、気付いたら絵描きの人生を選んでました。
絵に自分の生き方や人生を引っ張られて、暖かい眼差しのなか続けられて来れました。

ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。
おうちに帰ってきてベッドに入って感慨深くなって一人でちょっとだけうるっとしてました。笑

 

f:id:kudomoeko:20190403155200j:image

キャンバスを前にして自分の描いた絵にドキッとさせられたり、頭を殴られた気持ちになったり、絵を通して沢山の人と出会ったり。
もし、絵を描く人生じゃなかったら、もっと楽かもしれないと何度も思っても、いい絵を描けばそれ以上の見えないご褒美が沢山返ってくる。


絵筆を持ち続けることは、

私が生きる中で一番大切なことです。

そして、たぶん、一番得意なことです。

 

あとね、私にとって絵を描くためにとても大切なことは"愛すること"。これが一番のエネルギーです。人を愛することには言葉では分別しきれない色々な感情が生まれます。

上手く出来ないことのほうが多くてもどかしいことばかりですが、私がそこで何が出来るかというと絵を描くことくらいで、そういう時は黙って黙々と制作しています。


最近の最大の悩みは、大好きな相手にはいつもどうしようもなく0点な私なことが多いことですね。
良くも悪くも感情が見えにくい人を好きになってしまったのもあって、最近は相手から怒られてたことに後で気づいて、粛々と反省しています。これでも自覚はあります。

 

f:id:kudomoeko:20190403155235j:image

 

とはいえ今回、心の安心とともに展示の作品を作れたことは、お相手無しにはありえないことだったかなと。

ありがとうの気持ちです。

ほんとうにありがとう。

「好きになることは沢山気持ちが掻き乱されること」と言われましたが、私はそんな掻き乱される気持ちも全部、"絵にしたくなる""遺したくなる気持ち"で、私が地球で身体を持って生きていることそのものだと思ってます。野生の感情とも言うのでしょうか。


たくさんの野生の感情をキャンバスに定着させていくことは、そんな"瞬間"を理性的なもので封じ込めていくことなのです。そして、

人の心をえぐったり貫く表現は、そんな中から生まれてくる

のだと思います。

 

99パーセントくらいの自分は、やっぱり”絵描きのわたし”で出来ていて、これはどうしようもなく0点の私なのですが、もっといい絵を描かないと、すごく好きになってくれなさそうなので、ともかく凄い作品が作りたいのです。


できれば、私が何を考えて、

何を想って、絵を作っていくか。

あなたには一番近くで見ていてもらいたいです。

 

だからいつも、私との戦いなのです。

ともかく凄い作品が作れるように、頑張っていきます。