乗り物で運ばれるのが好きだという話を清少納言リスペクトで。

制作メモ 2017.09.11

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路線バスに乗るのも好きだ。運転手さんの後ろの席に乗って、張ってある路線図をずっと眺めているのも楽しいし、流れている風景を見ながら東京の地理感を覚えるのも楽しい。

私は車や自転車の運転が持病の関係で出来なくて万年助手席ガールなので、乗り物を運転している人に一種の憧れがある。

 

軽トラの後ろに乗ったりするのも好きだ。飛行機は気圧の変化でだいたい離陸時に起きてられないけど、ランドスケープを眺めるのが好きだ。

運ばれること自体が好きなのかもしれない。

 

先日ドライブとか無理という話が女子会で話題にあがった。
私自身はかなり好きなので、「え?人気の無いダムとか行くの素敵じゃない?」とか言ったらヒンシュクを買った。

夜の人気のない海岸線とか、よく分からない山奥とか退廃的な気持ちになるから楽しいよ。と話したら「それ、よく殺されていなかったかが疑問」という感想を頂いた。そんなもんかしら。
とくに何でもない場所って良いけどね。思い出になるし。話しながら、外を眺めて考え事するのも楽しいと思うのだけれど。


最近、国土交通省が発行しているダムカードというものがあって、ダムを来訪したらもらえるらしい。こういうの一緒に集めてくれる人とかがタイプといったら、さらにヒンシュクを買う。

 

「私をダムに連れてって」はダメらしい。

 

昨日の搬入で赤帽さんの助手席に座った。実家から東京方面に搬入だと、横浜から川崎方面の湾岸線が眺められてご機嫌なのである。
特に川崎の工業地帯に入る手前の赤と白のタンクが大好きで見るとテンションが上がる。赤帽さんのラジオの音と声が大き過ぎる気がしてはいたけど、この際、文句はいえぬ。赤帽さんは特に若い世代は車やバイクが好きな方が多いし、タバコを吸わない人も多い。
「車好きな方にドライブつれてってもらうのになんも分からないのが恥ずかしいんです」と話していたら、なんか色々教えてくれました。

 

今朝、搬入先の人生の先輩のマダムにその話をしたら、「それ、男のひとから聞いたとか言っちゃダメよ~」とアドバイスいただいたけど、もう遅い。言ってしまった。「そういうのは自分で話したいのよ。男の人ってね、カッコつけたいのよ」と。

 

まだまだ分からないことのほうが多くて、ちょっと仕事しながら凹む。日が短くなってきてて、今書きながら改めてさらに凹む。

わたしもいつか歳を重ねればもっとオトコゴコロが分かるようになるのだろうか。

 

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さて本日はこれから、もうひと働きして、お家に帰ったら制作。
秋も少しずつやって来ていて、新しく知ったことをたくさん絵本に書ければいいなあとか思ったりする。

写真は昨日の朝焼け。