油絵具が好きなのは乾くのが遅いからだ。ほん

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メランコリーやお天気で、変わってしまう予定に落胆。たぶん少なくともあと12〜3回は繰り返しそうな予感。

 

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気持ちいいくらい”予想どおり”ということは多々ある。それを「いい意味で裏切られたい」という思うのは最早わがままかもしれない。

 

おとといはお客さんからそれが最終的に”諦めと失望に繋がる話”をじっくり聞いて、彼女の話してたことをまとめて「しょうがないの時限爆弾の話」を描こうかなと思っていたけど、今朝は私のために苦い味のキャンディーの話に変える。

 

馬喰町のカフェで描きながら食べていたロハスなアンチョビサンドとコーヒーの味を全く覚えていない。

油絵具の動きは想定外の動きをしているようで、長年の付き合いと共にわたしの言うことを少しは聞いてくれるようになる。

 

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油絵の具の発色が絵の具の中で一番好きだ。乾くのが遅くて、なかなか物質性が強い。
乾く遅さを利用して私は絵を描く。それは全ての色の情報や扱いを私が覚えているからで、私が彼らの入っているチューブを行儀よく並べていると頭の中でコトコトと音を立てて計算が行われているのを感じる。


今日加筆した油絵具が乾くまで約2日。
たぶん私の涙は物理的にはそんなもんで乾く。油絵具の涙のあとは確実にのこる。

 

”適切な”乾燥をしていないうちは決して触れてはいけない。


自分本位に扱ってしまってはこの絵の具はきれいな色に発色してくれない。

 

絵にそんなふうに話しかけられて、なだめられている気もする。絵と一緒に生活をしていると、絵の具によって段々と命を宿していくのがよくわかる。

 

今日起きたことは私の好きな油絵の具に慣れなくて、全く絵が描けなかった10年前みたいだ。